文芸同人誌案内掲示板

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受贈御礼 - ひわき

2024/07/26 (Fri) 17:55:28

紹介する8誌を戴き、ありがとうございます。

●「第八期 九州文學」通巻585号 2024年夏号(福岡県筑紫野市)は小説10編と詩、俳句、随想、掌編、コラムを掲載。「編集後記」には木島さんが編集長就任以来の思いを綴っておられます。「幸いなことに原稿が集まらなくて困ったという記憶はない」そうです。52人の同人と特別同人おひとりが集う同誌ならではのこと。「同人各位が、この雑誌に自分の作品を載せて、異彩を放つ作品群に一石を投じたい、と思うような同人誌を心がけて行きたい。」と結ばれています。

●「八月の群れ」Vol.78(神戸市西区)は9作品を掲載。松良子さん作「揺れる」はご自身が経験された阪神・淡路大震災について避難所運営の立場から書かれた作品です。今年の元旦に起こった能登半島地震の報道に接して、「脳からはもう止めようがなく震災のことがあふれ出てきて心が不安定で揺れ動く。」と綴られています。体験の深刻さが伝わってきます。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「北斗」七・八月合併號(名古屋市西区)は小説4編と戯曲、短歌、書評、エッセイ、評論ほかを掲載。「人工天文台」と題する短文集に橋本玄也さんが「田山花袋『蒲団』再読」を寄せられています。最初に読んだのは15歳の時。当方も同じ経験をしました。13歳の時、中学生になったのだから文庫本をと張り切って本屋に行き、最も薄かったことを理由に買い求めました。なんだか暗くて情けない話だなあ、くらいの記憶しかありません。私も再読してみましょう。新たに会員の方が入会されたそうです。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「まがね」第66号(岡山市中区)は小説9編と随想、詩に加えて特集「はな」を掲載。特集は「花」や「鼻」を題材とした6作品が並んでいます。笹本敦史さんの論考「秘すれば花」は昔と今の価値観の落差が述べられています。そういえば以前、「男は黙って……」なんてコマーシャルもありました。人の感覚もずいぶん変わったものですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「日曜作家」第47号(大阪市東淀川区)は小説3編と連載小説1編に加え、詩、手紙、エッセイ他を掲載。同人の石井健三郎さんの訃報が報告されています。旅に関する作品を数多く発表されました。新たに元映画監督のキムテグヮンさんが入会されたそうです。これからが楽しみですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「詩と眞實」No.902 2024 8月号(熊本市南区)は小説1編と戯曲、詩、随筆を掲載。「編集後記」(今村さん筆)には熊本日日新聞と西日本新聞に掲載された同誌の書評が紙面を割いてそのまま紹介されています。以前は各新聞に同人誌の書評欄がありましたが、文芸誌ともに廃止されたところも多くなりました。同人誌の書評掲載はありがたいです。

●「岩漿」第32号(静岡県伊豆の国市)は小説3編と詩、評論、短歌、エッセイほかを掲載。今号から発行人が小山修一さんから橘史輝さんに代わりました。発行所も変更です。「編集後記」(たさん筆)によると、団塊またはポスト団塊の世代からひとまわり若い新人類世代へ引き継がれたそうです。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「さくさく」89は小説19編とノンフィクション、詩、随筆を掲載。「編集後記」は創刊以来、坂本和子さんが書いて来られましたが、今号はご夫君の良介さんです。おふたりで同人各人の「書くこと」に寄り添った同人誌づくりをしてこられたことなど記しておられます。松風直美さんによる表紙絵は毎号、季節感にあふれています。今号はのびやかに飛ぶカモメが3羽。背景に流れる空色も涼しげです。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

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