文芸同人誌案内掲示板
受贈御礼 - ひわき
2025/09/30 (Tue) 17:22:18
紹介する10誌を戴き、ありがとうございます。
●「龍舌蘭」第215号(宮崎市清武町)は小説2編と詩、随筆、旧作掲載(「揺揺」鮒田トト作)、追悼-足立正男-、短信を掲載。2年前まで同人として活躍され、前任の編集人も務められた足立正男さんが老衰のため亡くなられたとのこと。享年98歳です。5名の方がたが追悼文を寄せられています。
●「照葉樹 二期」第28号(福岡市中央区)は小説1編と随筆、俳句、詩、翻訳を掲載。「編集後記」で水木怜さんが「日本の四季がなくなっていく。」と近年の気象状況を嘆いておられます。
●「てくる」36号(滋賀県大津市)は小説6編と詩、俳句、エッセイを掲載。鵜瀬さんは大阪文学学校に3回目の入学をされて学んでおられます。それぞれの心境を「二十代の一回目は『夢』、四十代の二回目は『趣味』、そして六十代の今回は『生きがい』」と綴られています。自分と照らし合わせて同じ思いを抱く方も多いのではないでしょうか。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「カム」V0l.23は5作品とエッセイを掲載。中山文子さんは自作のチラシを作成し、団地内の世帯に配ったり掲示板に貼ったりしておられるそうです。ご自身は「素人によるセンス皆無なレイアウトに、無料のイラスト・写真素材を散りばめたポンコツチラシ」と。でも「届けたい人にはちゃんと届いているみたいで、『紙』の可能性を感じます。」との文章に、ほっこりしました。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「六伽士花史」第5号(大阪府枚方市)は6作品を掲載。「歴史小説アンソロジー」と銘打った同誌の誌名「むかしばなし」の「六」は6人の書き手、「伽」は昔話、「士」は男、「花」は女、「史」は歴史や記録を意味するそうです。「珠玉の六作品を、自信を持ってお届けします。」と結ばれています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「海峡派」第164号(北九州市八幡西区)は小説7編とシナリオ、詩、俳句、短歌、エッセー、詩曲を掲載。今号では新たに同人として加わられた板根啓子さんのシナリオが掲載されています。このシナリオは北九州市立男女共同参画センター・ムーブにて2018年の初演だそうです。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「星座盤」v0l.19(奈良県大和高田市)は小説7編と詩を掲載。「あとがき」で真名波田キリさんが「書く仲間がいることの心強さ、合評会のありがたさを改めて実感した」と記しておられます。同人誌の存在価値はこれに尽きると思います。自作を仲間が読んでくれて率直な感想が聞ける。ネットの投稿では得られない貴重な体験です。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「詩と眞實」916号2025年10月(熊本市北区)は小説3編と詩を掲載。前号で武村淳さんが苦しい経済状態を述べておられました。その後、たくさんの励ましのメールが届いたそうです。結果、掲載料の値上げに踏み切られました。「同人誌の基本である、書きたい者が自ら出版するという原点に立ち返ることになります。」と報告されています。
●「絵合せ」第12号(福岡市西区)は小説4編ほかを掲載。新たに寄稿された方がお二人。2022年に創刊され、現在は17名の同人が集っています。
●「火山地帯」第215号(鹿児島県鹿屋市)は12作品を掲載。「やっと燃えた怒りの火-ハンセン病訴訟・告訴宣言」(けんりほうニュース1998.05.20)に記載されている「らい患者はなぜ怒らないのか」との言葉を立石さんが紹介しておられます。昔はセクハラやパワハラなんてそこらじゅうにあふれていました。今では怒ってもいいし拒絶してもいいことだとの共通認識がありますが、「そういうものだ」と思い込んでいました。らい患者については国家が「そういうものだ」の旗振りをしました。患者の方がたの状況はどれだけ深刻なものだったでしょう。この言葉に接して、「そういうものだ」に疑問を持って考えてゆきたいと思いました。
【付記】同人誌を送る手段として何種類かありますが、今回はじめて「クリックポスト」なるものを受け取りました。それぞれについて簡単に書いておきます。詳しくは調べてください。
「ゆうメール」180円-150g以下、厚さ3㎝まで
「スマートレター」210円-厚さ2㎝まで
「クリックポスト」185円-厚さ3㎝まで アプリをダウンロードして料金を支払い、送って来るラベルを印刷して郵便物に貼り付ける
「クロネコゆうメール」数量などにより料金が異なる-厚さ1㎝と2㎝に対応。集荷してくれる