文芸同人誌案内掲示板
受贈御礼 - ひわき
2025/04/09 (Wed) 12:03:04
有馬多賀子さんの著書『陸軍倉庫のあった町で -戦後80年に寄せて』を戴き、ありがとうございます。有馬さんは「海峡派」(北九州市)の同人であり、同誌に掲載された文章をまとめられた本です。今年は昭和元年から100年、敗戦から80年、著者は米寿を迎えられます。戦後の動乱を経て今に至る時間の中で記憶に残っているあれこれが綴られています。庶民がどのように生き抜いて来たかを語る貴重な資料です。
書いて同人誌で発表し、その時どきで周囲の意見を聞くことができる。書き続ける動機のもとも同人誌の存在ではないでしょうか。
伝えます - kaikyoha
2025/04/13 (Sun) 19:34:10
ひわき様
『陸軍倉庫のあった町で』をご紹介くださり、ありがとうございます。
有馬さんにこの紹介文を印刷し、伝えます。ネットはほぼ見ないと思われますので。
どの章も「海峡派」に載せた作品です。まとまって本にされたことで、作者はもとより、同人一同、感慨深い思いでいます。
ありがとうございます。
訃報 - ひわき
2025/04/13 (Sun) 16:38:22
文芸同志会の伊藤昭一さんが昨年11月26日に亡くなられました。
22年前、このHPを立ち上げた時に「文芸同志会通信」の存在を知りました。当時は紙の印刷物で、会員になると郵送されて来ました。それからネット上での公開になりました。伊藤さんは毎月どれほど多くの同人誌小説を読んでこられたことでしょう。
個人で開設する、小説掲載の同人誌を紹介するサイトは、伊藤さんの「文芸同志会通信」と当方の「文芸同人誌案内」のふたつだけと思います。伊藤さんの存在は私にとって大きな拠り所であり、励ましでした。
文学フリマでお声を掛けてくださり、親しさあふれる笑顔でいろんな話をしてもらったこと、忘れません。
同人誌評 - ひわき
2025/04/10 (Thu) 14:19:25
「西日本新聞」4月10日(木)朝刊「西日本文学展望」茶園梨加氏筆
題「持ち味」
立石富生さん「終の棲家」(「火山地帯」213号、鹿児島県鹿屋市)、小河原範夫さん「移住」(「ガランス」32号、福岡市)
多胡吉郎さん「ピアニスト・ケン 謝肉祭(カーニヴァル)、仮面が泣いたモーツァルト」、鈴木比嵯子さん「初盆」(ガランス」32号)
「ガランス」は田部光子さん(筆名・ミツコ田部さん)の追悼号。「『死海文書』深紅のエルサレム」を再掲。表紙は田部さん作「林檎の表象(万有引力)」
書き込みをありがとうございます。 - ひわき
2025/04/04 (Fri) 14:54:02
「照葉樹 二期」水木怜さんへ
また、ご利用下さい。
「さくさく」坂本和子さんへ
今号も316ページの迫力です。私が受け取る同人誌の中で、いつも一番の分量です。みなさんが書き続けておられるのを頼もしく思っています。
「総合文芸誌 ら・めーる」にいなさんへ
新聞の同人誌評は貴重ですね。ありがたいです。当方のHPにストックしました。
長崎県の同人誌 - にいな
2025/04/02 (Wed) 18:18:01
令和7年3月30日(日曜日)の長崎新聞に、「長崎県の同人誌」が掲載されました。筆者は小出久記者。取り上げられている同人誌は、9冊。「ら・めえる」89号では、小説「告知」(熊高慧)は、がん告知を巡る問題を取り上げる。小説「天正遣欧少年使節・第2回」(吉田秀夫)は、喜望峰で暴風に翻弄される場面を描く。「長崎の文学碑を訪ねて」(新名規明)は向井去来の5基の句碑を紹介する。詩と批評「あるるかん」は高原かず子の詩と田中俊廣のエッセーを取り上げる。「九州文學」587号では内田ゆうこの連載小説の開始を紹介している。
無題 - 水木怜
2025/04/01 (Tue) 14:29:24
文芸同人誌案内では
teacup. byGMO サービス終了のお知らせ
teacup. byGMOは、2022年8月1日をもちまして、サービスを終了いたしました。
これまでteacup. byGMOをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
となり、終了されたんだ。と思っておりました。
随分探したけれど、ここへは辿り着けませんでした。
また、閲覧させていただきます。 よろしくお願い申し上ます。
受贈御礼 - ひわき
2025/03/31 (Mon) 23:33:19
紹介する9誌を戴き、ありがとうございます。
●「ガランス」No.32(福岡市博多区)はミツコ田部追悼号です。小説5編とミツコ田部さんの遺稿小説および追悼文を掲載。画家の田部光子さんによる「小説・『死海文書』深紅のエルサレム」(16号)を再掲しています。田部さんは画家にとどまらず小説や評論も執筆されました。自らを「中身はサルトルの実存主義で出来ている」と言っておられたように哲学にも詳しく、読書家でもありました。人を笑わせるのが好きで、面倒見のよい方でした。
●「照葉樹 二期」第27号(福岡市中央区)は小説4編と随筆、俳句、詩、翻訳を掲載。水木怜さん筆「編集後記」では『自然災害の恐怖』とともに、『人間が生み出す恐怖』について語られています。
●「木綿葉 ゆうは」第19号(熊本県八代市)は小説10編と漫画、短歌、随想、紀行を掲載。熊本県民文芸賞への応募を呼び掛けている同誌は昨年、エッセイ部門で寺岡伸章さん「物語って、いったい何だろう」が次席、短歌部門で池田翼さん「星々と砂」で次席を受賞。また柳宗一郎さんが九州芸術祭文学賞で熊本県地区優秀作受賞。おめでとうございます。同誌では創立20周年を記念して「木綿葉文芸賞」が創設されました。小説は30枚程度、エッセイは10枚程度で、賞金は小説10万円、エッセイ3万円です。詳しくは「木綿葉」の紹介ページから問い合わせてください。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「ふくやま文学」第37号(広島県福山市)は小説15編と詩、随筆に加えて書評を特集しています。中山茅集子さんが「あとがき」に「個人の経営する小さな本屋」さんの話を書かれています。ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの『すべての、白いものたちの』は以前、開店間もない小さな本屋さんに勧められて入手されたそうです。またガルシア・マルケスの『百年の孤独』は40年を経て再びベストセラーに。小さな本屋さんは「てんてこ舞い」とのこと。めでたし、めでたし、ですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「季刊遠近」第89号(東京都板橋区)は小説5編とコラムを掲載。「編集後記」によると、逆井三三さんは同人誌小説の楽しみのひとつに「いろいろな女性と出会える」ことをあげておられます。例に引かれている3編に登場する女性はいずれも個性的で魅力があります。小説は自分が思う人物や世界を創り出すことができます。私だったら、なんの痛みも反省も感じない大嘘つきの女性など描いてみたいです。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「詩と眞實」4月号No.910(熊本市北区)は小説2編と詩、書評を掲載。出町子さんが第55回「九州芸術祭文学賞」熊本市地区優秀作を、深町秋乃さんが「南日本文学賞」詩部門を受賞されました。おめでとうございます。今号から同人に再加入と新加入の方がおひとりずつ。うれしいですね。
●「さくさく」91(東京都台東区)は小説19編と詩、ノンフィクション、随筆に加えて「追悼・北上遙」を掲載。4名の方がた追悼文は故人のお人柄や同人としての姿勢が綴られています。余名宣告の後の「もう少し生きたい。と泣きわめく年齢は疾うに過ぎた。現状を冷静に受け入れ、人生の不思議を体験しよう。」との言葉は心に残りました。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「てくる」35号(滋賀県大津市)は小説10編と詩、俳句、エッセイほかを掲載。同誌は5号毎に創作テーマを決めて特集号を組まれています。今号のテーマは「もしも、○○だったら」で、8編の小説と1編のエッセイが集まりました。平野さんは「編集後記」で「もしも『てくる』という創作の場がなかったなら、いったい私は何をしていただろう。」と書いておられます。同人誌で作品を発表している方に共通の思いではないでしょうか。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
●「北斗」四月號(名古屋市昭和区)は小説3編と短歌、エッセイ、評論、書評を掲載。寺田繁さんが「編集後記」で浅田次郎のエッセイ集『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』を引用し、フィクションについて考察されています。表現したい根っ子のところは真実で、より伝わるようにフィクションで工夫するのでしょうが、日本には「私小説」という分野もありますし難しいですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。
同人誌評 - ひわき
2025/03/06 (Thu) 11:15:49
「西日本新聞」3月6日(木)朝刊「西日本文学展望」茶園梨加氏筆
題「殺生」
『九州・沖縄 同人誌傑作選』(花書院)
瀬崎峰永さん「僕がミミズになるまで」(「海峡派」162号、北九州市)、高岡啓次郎さん「ある殺意」(「海」100号、福岡市)
植木英貴さん「サーカスの唄」(「詩と眞實」908号、熊本市)、矢和田高彦さん「遅ればせながら」(「文芸山口」379号、山口市)、「絵合せ」10号(福岡市)より野沢薫子さん「ムジナの里」
冒頭に紹介された『九州・沖縄 同人誌傑作選』について転載します。
『九州・沖縄 同人誌傑作選』(花書院)が刊行された。福岡市の出版社の仲西佳文さんによる企画で、ウェブサイト「文芸同人誌案内」開設者の樋脇由利子さんの協力による。「其の一」「其の二」の2巻に、福岡から沖縄の同人誌作品15作を収める。仲西さんの言葉(「はしがき」)にあるように、同人誌は取り扱う書店が少ないうえ、さらに「昨今の書店の急激な減少でなかなか同人誌を入手するのはのは困難」な状況にある。同人誌間のさらなる交流を目的とした書籍の刊行を心から喜びたい。次の企画も考えられているとのこと。心待ちにしたい。
「海峡派」さんへ - ひわき
2025/02/12 (Wed) 20:37:37
創刊50年記念記念祝賀会は自誌関係者以外にもお声を掛けられて、準備が大変だっただろうと想像しました。よかったですね。川下さんのご報告を読んで、つくづく思いました。
「同人誌傑作選」は郵便番号順に掲載しましたので、「海峡派」が一番です。若窪美恵さん作「夏。あなたになる」は空襲の中を逃げ惑う母子の状況が詳細に語られて現実感がありました。
Re: 「海峡派」さんへ - kaikyoha
2025/03/02 (Sun) 22:14:00
ひわき様
祝賀会、少しでもたくさんの方に参加していただきたくて、手作りの会にしました。
ありがとうございます。
「同人誌傑作選」は、なるほど郵便番号順なのですね。読んでいただき、ありがとうございます。
私も少しずつ読んでいますが、どれもワクワクするものばかり。ほんと、濃密な本です。同人誌、すごいよ!と思います。
あらためて、仲西さんたちのお力だなあと感謝しています。