文芸同人誌案内掲示板

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受贈御礼 - ひわき

2025/07/31 (Thu) 14:07:08

紹介する10誌を戴き、ありがとうございます。

●「第八期 九州文學」通巻588 2025年夏号(福岡県筑紫野市)は小説8編と掌編、詩、俳句、随想、コラムを掲載。日本語学校の教師である白さん筆のコラム「留学生余話」は短い文章の中に、時にはクスッと笑ってしまうような外国人留学生との遣り取りが綴られています。今回の選挙では外国人労働者が話題になりましたが、現場の生の声は貴重です。

●「北斗」七・八月號(名古屋市西区)は小説4編と短歌、アフォリズム、エッセイ、評論を掲載。竹中忍さん筆「編集後記」の四月例会について記された中で「同人雑誌を介して自分とは違う強烈な個性に会い、触発されて学ぶこと」との一文があります。普段の生活では触れることのない面に触れるのも同人誌の醍醐味でしょうか。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「飢餓祭」Voi.53(奈良県大和高田市)は小説8編とエッセイを掲載。夏当さんが「編集後記」で日本のマンガ・アニメについて書いておられます。「ワンピース」や「ドラえもん」が戦争や貧困下の子どもたちに勇気や元気を与えているとのこと。マンガの力は大きいですね。私が幼かった頃の少女マンガといえば、継子イジメがよく出て来た気がします。当時の子どもたちはマンガから何をもらっていたのでしょう。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「季刊 遠近」第30号(東京都板橋区)は小説6編とコラムを掲載。「編集後記」(逆井三三さん筆)によると街の本屋は10年前から4千店強へって現在は1万店ほどだそうです。そのうち昔ながらの新刊のみを置いている本屋はいったいどのくらいあるのでしょう。逆井さんは若い頃、これから読む本を本屋で5、6冊まとめ買いされていたそうです。私はいま中古の本を同じようにして買っています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「カプリチオ」第56号(東京都世田谷区)は創作6編とエッセイを掲載。草原克芳さん筆「編集後記」は「現代の『フランケンシュタイン』物語」と題して、量子AIシステムが自意識を獲得した話が紹介されている。情報源はYouTubeで日系三世のカク・ミチオという物理学者が発信したもの。筆者は文末で、この動画自体がフェイクではないかとの疑惑を述べています。フランケンシュタインみたいに空想上のお話で終わればいいですね。

●「詩と眞實」8月号No.914(熊本市北区)は小説3編と詩、随筆に加えて追悼「文武両道の『吉永惟昭』さんを悼む」を掲載。宮川行志さんとてらしせいたろうさんが書かれた追悼文から吉永さん(享年94歳)のお人柄が伝わります。あまりに多様でこの場では紹介しきれないのですが、「バスケットボールを片手で掴」み、「梅沢富美男や高田純次に何処か似た雰囲気を纏って」おられたそうです。当HPでも紹介しましたが、6月号掲載「殉空に散る」(荒牧邦三さん作)が新聞で取り上げられ、書店に注文が殺到したとのこと。

●「日曜作家」第51号(大阪市東淀川区)は小説7編と詩、エッセイその他を掲載。前号より参加された池田さん母娘の娘さん、風子さん12歳が「あこがれ同士」を発表しておられます。へびとハリネズミとうさぎのお話です。きっちりと書き込まれていて、全体から創作の楽しさが伝わってきます。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「まがね」第67号(岡山県倉敷市)は小説5編と今号の課題「ひかり」、詩、散文詩、書評・エッセーを掲載。同誌は日本民主主義文学会岡山支部(まがね文学会)が発行しています。民主主義文学会発行の月刊「民主文学」で、石崎さん(編集担当)が新人賞佳作受賞とのこと。よかったですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「さくさく」92号(東京都台東区)は小説17編と詩、ノンフィクション、随筆を掲載。坂本和子さんが「編集後記」で、他の同人誌と交換しておられ、間をおいての再開があると嬉しい、と書いておられます。同感です。いつしか送付されなくなった同人誌について、都合がつかないだけで休刊なのかな、もう止められたのかな、とか気になります。突然、送られて来たりすると、「ああ、また発行されたのだ」と安堵とうれしさが湧いてきます。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「西九州文学」第52号(長崎県大村市)は小説4編と詩、エッセーを掲載。年1回発行の同誌は同人5名と会員47名の大所帯です。うち新会員の方は4名。長崎県内9店舗の書店で販売しています。みなさんの熱意の賜ですね。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

同人誌評 - ひわき

2025/07/08 (Tue) 17:28:46

「西日本新聞」7月8日(火)朝刊「西日本文学展望」茶園梨加氏筆
題「自身の姿」
野見山潔子さん「マザー プリーズ ホールド ミー」(「火山地帯」214号、鹿児島県鹿屋市)・松崎祥夫さん「紙魚(しみ)」(「龍舌蘭」214号、宮崎市)
・多胡吉郎さん「ピアニスト・ケン」(「火山地帯」214号)が完結・杉尾周美さん「カカオ十五トン」(「龍舌蘭」214号)、岡林稔さんと仁志幸さんによる南邦和さんへの追悼文

文学賞募集 - ひわき

2025/07/05 (Sat) 22:05:22

ご案内を戴きましたので紹介します。

第34回 樋口一葉記念 やまなし文学賞
締めきり 11月30日
400字詰め原稿用紙30~80枚
詳しくは以下
https://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/prize/

第19回 北九州文学協会文学賞
締めきり 9月30日
小説部門は原稿用紙30枚以内
詳しくは北九州文学協会へお訊ねください。
北九州市八幡東区祇園3-3-13
℡093-662-6800

感謝 - ひわき

2025/07/02 (Wed) 16:58:47

「さくさく」坂本和子様
「小説π」鶴陽子様

書き込みをありがとうございます。
いろんなことがありますが、お互いに続けて行きましょう。
おふたりの書き込みに励まされています。

胡壺、ありがとうございます - 鶴陽子

2025/06/30 (Mon) 21:55:03

7年ぶりの再開、おめでとうございます。
同人誌を出し続けることは、なかなかすんなりいくことではありませんが、お仲間と復活されて良かったです。賑やかな表紙も楽しみに、拝読させていただきます。
「小説π」も、16号発刊に向けて準備中です。
今後とも、よろしくお願いいたします。

お礼 坂本和子

2025/06/30 (Mon) 21:23:33

胡壺15号、本日届きました。再開、嬉しいです。
あとがきに、年齢なりの出来事に……とありましたが、私も同様で(ごめんなさい樋脇さんの方がお若いかも)、色々と予期せぬ出来事にぶつかりますが、もうしばらく頑張りますので、樋脇さんも頑張ってください。今「さくさく」92号の発行に向けて取り掛かっているところです。落ち着きましたらゆっくり拝読させていただきます。

受贈御礼 - ひわき

2025/06/30 (Mon) 15:45:09

6誌を戴き、ありがとうございます。当方発行の1誌を加えて紹介します。

●「北斗」六月號(名古屋市昭和区)は小説5編と短歌、エッセイ、評論ほかを掲載。同人それぞれが綴った短文を掲載する同人誌が多く在ります。同誌は「人工天文台」と題して、今号は11名の方の文章が載っています。日常の出来事や季節の移り変わり、考察や解説など筆者の生活や人柄が見えるようで楽しく拝読しています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「総合文芸誌 ら・めえる」No.90(長崎市錦)は小説6編と俳句、童話、評論に加えて過去の掲載文からの再掲を載せています。当誌は文芸や郷土史を愛する方たちで作る「長崎ペンクラブ」が発行する総合文芸誌です。長年、会長を務めてこられた田浦直さんの訃報が報告されています。ご冥福をお祈りいたします。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「マスト 檣」第43号(兵庫県川西市)は小説1編と俳句とエッセイ、俳句、エッセイ、紀行文を掲載。同誌では「マスト句会」と題して会員の方みなさん全員が詠まれた俳句が2首ずつ載っています。今号は「春の句」です。ふんわりとやさしい句が並んでいます。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「時空」第57号(横浜市金沢区)は小説1編と評論、エッセイ、詩、短歌、俳句、書誌を掲載。鈴木一正さんは創刊以来、欠かさず書誌を発表されています。作成には「図書館等へ行っての現物確認が不可欠」とのこと。「凡例」を見ると、いかに正確さに配慮しておられるかが伝わります。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「海」第101号(福岡市中央区)は小説7編とエッセイ、翻訳、短歌、俳句、詩、コラムほかを掲載。『九州・沖縄同人誌傑作選』を詳しく紹介しています。今号は小説が充実していて、内容も盛りだくさんです。新しく同人のご参加があったとのこと。よかったですね。

●「詩と眞實」7月号 No.913(熊本市北区)は小説2編と詩、児童文学、随筆詩集を掲載。武村淳さんが「編集後記」でハンセン病療養所恵楓園自治会長志村さんの訃報と、共に立ち向かった闘いの流れを記しておられます。ほんの一部でしょうが、闘い続けた方たちが築かれた今を思いました。同人の吉永惟昭さんの訃報と会員加入も報告されています。

●「胡壷・KOKO」第15号(福岡県粕屋郡)は小説4編と手記を掲載。7年振りの発行です。3人で発行しており、ともに生物関係の出身です。今号は生き物が登場する作品が揃いました。加えて招待作品2編を掲載しました。いずれも読み応えある作品です。ご希望の方はこのHP開設者の樋脇までご一報ください。差し上げます。紹介ページを更新しました。

受贈御礼 - ひわき

2025/06/23 (Mon) 14:39:26

「クレーン」(群馬県前橋市)の和田伸一郎さんが送ってくださいました。お礼が遅くなって申し訳ありません。ありがとうございます。

●「クレーン通信」では「ふくやま文学」の合評会が紹介されています。和田さんも参加されたそうで、ということは群馬県から広島県へ出向かれたのですね。参加者15名、朝9時半から午後4時半までだそうです。両同人誌は井上光晴氏の文学伝習所が起源です。合評会の画像も迫力あります。
次号の特集は「死ぬまでにしたい5つのこと」。自分のことを考えてみましたが、これといった望みもなく何も浮かびません。みなさんはどんなことを思われたのでしょう。知りたいです。

●「全国同人雑誌協会 ニュースレター」第9号は第19回「まほろば賞」優秀作発表です。受賞作5篇は「夜明けを待ちながら」水島あおさん作(「響」31号、北海道)、「太平洋航路」えひらかんじさん作(「私人」112号、愛知県)、「海冥」渡邊光昭さん作(「仙台文学」103・104・105号、宮城県)、ルーアンの復讐」井本元義さん作(「海」89号、福岡県)、「さらば、多賀城!」霧山文三郎さん作(「茶話歴談」7号、大阪府)。
同人誌紹介は「照葉樹 第二期」(福岡市)、「詩と眞實」(熊本市)。他にも「北九州文学協会」の紹介や、「北斗」711号から竹中忍さんの「日本ペンクラブ声明に思う」より抜粋。和田伸一郎さん筆「全国同人雑誌評」、「書評コーナー」など盛りだくさんです。

同人誌評 - ひわき

2025/06/12 (Thu) 17:16:58

「西日本新聞」6月11(木)朝刊「西日本文学展望」茶園梨加氏筆
題「風景」
深田俊祐さん「海辺の家へ」(「南風」57号、福岡市)、髙﨑志乃さん「場所・市場一区」(「季刊午前」65号、福岡市)
紺野夏子さん「遠雷」(「南風」57号)、古木信子さん「影心中」(「季刊午前」65号)


(付記)
「西日本新聞」(6/12朝刊)に荒牧邦三さん作「殉空に散る」(「詩と眞實」6月号)が大きく取り上げられています。当HPでも紹介しましたが、現在では考えられないような悲惨な事件を丹念に取材してまとめられた作品です。新聞の見出しは「戦時の狂気 語り継ぐ」です。

受贈御礼 - ひわき

2025/05/31 (Sat) 11:18:57

紹介する10誌を戴き、ありがとうございます。


●「北斗」五月號(名古屋市西区)は小説2編と短歌、エッセイ、評論ほかを掲載。「誌友」として長く関わってこられた下林益夫さんの訃報が報告されています。また同誌は「現代女性文化研究所」など複数の雑誌の会員になっておられるそうで、「域外の交友から刺激を受けるのは貴重」と記されています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「龍舌蘭」第214号(宮崎市清武町)は小説3(うち1編は旧作再掲)と詩、随筆ほかに加え、「追悼-南邦和-」と題して岡林稔さん「『龍舌蘭』と南邦和氏」・仁志幸さん「『引揚者』南邦和を偲んで」を掲載。「旧作再掲」は鮒田トトさん「犬猫降りの日」です。渡邊眞美さんによる「解題」も興味深く、懐かしく拝読しました。

●「ぱさーじゅ」第47号(大阪市北区)は葉篇小説集のほか11作品を掲載。「葉篇小説」とは島尾敏雄が短編集の副題に使った名称で、「チョコレート」「お花見」「夏休み」「月」を共通テーマとして創作した18作品が並んでいます。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「海峡派」第163号(北九州市八幡西区)は小説8編と詩、読書日記、エッセー、語り本を掲載。昨年の創刊50周年祝賀会開催時に贈られた吉貝甚蔵さん(「季刊午前」所属)の「『海峡派』50年に寄せる寿歌」が特別寄稿として掲載されています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「私人」第113号(東京都新宿区)は6作品ほかを掲載。荒唐無稽さん筆「編集後記」に創作代行料金相場が載っています。短編小説10~20万円、中編50~80万円、長編100万円以上とのこと。どんな人が依頼するのでしょう。社会での成功者が自分史を大河ドラマ風にとか、まさか新人賞応募はないでしょう。いずれにしても「創作」という最も大きな楽しみを手放しているように思えます。

●「詩と眞實」No.912、6月号(熊本市中央区)はノンフィクション、詩、随筆を掲載。ノンフィクションは荒牧邦三さん作「殉空に散る」です。「B29阿蘇北で空中戦、降下米兵、地上の惨劇、戦後80年、”戦時狂気”の現場を訪ねる。」とあり、写真や目撃証言など貴重な資料をもとに詳しく書き込まれています。「九州大学生体解剖事件」はよく知られていますが、その事件とつながってゆく経緯など、読み応えがあります。

●「火山地帯」第214号(鹿児島県鹿屋市)は12作品を掲載。立石さんが「編集後記」で「文壇や出版社の編集者におもねることなくやってきたのが同人誌、文学に時流というものがあるとすればそれに抗ってわが道を行くのも面白い。」と記されています。「同人誌存在の意味」など気になっている私にとって心強いご意見です。「九州・沖縄同人誌傑作選」(花書院)の紹介もされています。

●「絵合せ」第11号(福岡市西区)は小説4編と随筆ほかを掲載。「編集後記」では筆者の恩師をはじめとする周囲の方がたへの感謝が述べられています。

●「筑紫山脈」第46号(福岡市西区)は小説2編とエッセー等他を掲載。「一期一絵~フォトエッセー~」では熊谷きよさん著『青い目の人形大使と渋沢栄一』と『九州・沖縄同人誌傑作選』(花書院)を紹介しています。同人誌傑作選には同誌36号掲載の村上宏子さん作「しょっぱい骨」が載っています。紹介ページを更新しましたので、ご確認ください。

●「あるかいど」第78号(滋賀県大津市)は小説7編と詩、エッセイを掲載。「文学フリマ」出店を再開され、ある同人の作品が掲載された号があるか訊かれたそうです。わざわざ訊ねられたら、うれしいですね。コロナ禍で中止になっていた合評会合宿を再開とのこと。みなさんの仲良しぶりがうかがえます。

Re: 受贈御礼 - kaikyoha

2025/06/02 (Mon) 22:22:12

ひわき様
いつもお世話になっております。
「海峡派」のご紹介、ありがとうございます。


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